企業内のWeb担当者が行うWebマーケティング施策を、集客や顧客育成だけでなく実際の販売活動に対する貢献まで高めていくには、Webサイトだけでなくその裏側の仕組みへの理解が必須です。
Webサイトの改善は重要である一方、その他の業務領域が変わらなければ投資コストが変わらず収益が上がらなかったり、担当部署が対応できなかったりと商機を逃すことになるからです。
そのためにも「Webマーケティング」だけでなく、広く「マーケティング」という視点で、営業や受発注業務などのITソリューションにもアンテナを張りましょう。2015年はそれらのソリューションとWebサイトが簡単に連携したり、Webサイトごと置換するなどの動きも活発になっていくことが予想されます。
御社の営業担当者はこのようなお悩みありませんか?
サーバや回線のコストが下がり、パッケージソフトやクラウドサービスが充実してきたため、上記の解消につながるインターネットを使った受発注システムが低コストで導入できるようになってきました。
最新の調査によると、商品やサービスを受注するサプライヤー・発注するバイヤーともに既に半数以上が「Webなどのシステムを利用している」ということです。
メーカーと取引先のみ使用できる「卸売販売用ECサイト」を設けて受発注を完了させる仕組みを導入する事例も増えてきているなど、今後は受発注システムとWebサイトのEC機能の連携がもっと手軽になり、Webサイトから直接受発注できるようになっていく可能性があるので要注目です。
以下、参考サイトです。
受注・発注には半数以上の企業がWebなどのシステムを利用!(COREC調べ)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000907.000003091.html
BtoB受注管理|ECサイト構築システムパッケージ「EC-Orange」
http://ec-cube.ec-orange.jp/lineup/btob/
このように、従来は高額な投資が必要だったマーケティングオートメーションや受発注システムの構築などが、低コストで可能になり、大企業以外でも導入が容易になりつつあります。
会社案内や商品カタログ機能に留まっていた自社サイトも、「収益を上げるためのツール」としてますます重要になっていくと考えられます。
最新のソリューション情報を入手するにはやはり展示会がお勧めです。
インターネットやITソリューションに特化した展示会で、デモ体験をして実感したり、他社事例を見てみましょう。
自社独自のシステムを構築するという選択肢だけでなく、汎用的なシステムやサービスを取り入れてコストを抑える選択肢を持つのも重要です。上記の事例でも紹介しているように、インフラのコストが下がり、クラウドサービスが充実したことで低コストで導入できるソリューションが増加しています。
投資の費用対効果も計算し、自社の売上に直接・間接でどの程度貢献できるか想定しておきましょう。
また、多くの企業には社内にシステム担当部署があると思います。新しい仕組みを導入したくても各部署との連携や協力体制を作りにくい…といった組織的な課題をお持ちの担当者も多いのではないでしょうか。
それにはやはり、
など、“巻き込み型”のプロジェクト進行を行っていくことが部署横断型のソリューション導入の成功の鍵を握っていると考えられます。