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上司が納得する!Webサイトリニューアルの報告方法 vol.2

作成者: タービン・インタラクティブ|2015年06月09日

前回は、Webサイトリニューアルの報告の際に社内が「ふーん・・・(それでなに?)」と微妙な空気にならないためのアクセス解析レポートの考え方についてお話しました。

今回は、さらに具体的な「直帰率の捉え方」についてお話します。
「直帰率の改善」はWebサイトリニューアルの際に必ず意識する項目ですのでWeb担当者様はぜひご参考ください!

「ユーザに見てほしいコンテンツの直帰率」の推移をあぶり出す!

まずはリニューアル前後で、直帰率を引き上げていると考えられるコンテンツの種類や比率がどう変わっているかを確認してみましょう。
ここで活用したいのがGoogleアナリティクスの「セグメント」機能です。

このセグメント機能、Googleアナリティクス上のデータの中から特定の条件のデータのみを抽出することで指定した条件に合ったユーザの傾向と全体の傾向を比較することができます。

ここではGoogleアナリティクスに元々から設定されているセグメント
◆「直帰セッション」=直帰(1ページのみ閲覧して離脱)訪問のみを抽出
◆「直帰以外のセッション」=直帰訪問以外の訪問、つまり2ページ以上閲覧している訪問のみを抽出

を使ってみましょう。

Googleアナリティクスのレポート画面の上部「+セグメント」をクリックし、右上に出てくる「セグメントを検索」に「直帰」と入力すると、下記のセグメントが出てきます。
両方のチェックボックスにチェックを入れ、左下の「適用」ボタンをクリックします。(下図参照)

この状態で前回と同じ「行動>サイトコンテンツ>ディレクトリ」レポートを閲覧してみましょう。
期間の比較を含めると4つの軸でデータが出てきます。(下図参照)

この円グラフで変化が大きいのは、「直帰セッション」ユーザが閲覧したコンテンツ(ディレクトリ)の構成比率ですよね。
青・緑・赤で塗られている部分が変化していることが分かると思います。

以上のように、

◆これらの閲覧比率が変化しているコンテンツ(ディレクトリ)は何か?
◆それらは直帰率が高い状態でも問題ないものか?
といった流れで検討していけば、
「リニューアル前後で直帰ユーザの質がどう変わったか」がはっきりしていきます。

このようなプロセスを踏むことで、
「サイト全体の直帰率は大きく変化していないが、ユーザに見てほしいコンテンツの直帰率は改善されていた」
といった担当者としては報告しやすい結論を導き出すこともできるのです。

「セグメント」は自分で条件を作ることも可能

ちなみにセグメントは自分で条件をカスタムして作成することができます。
セグメント機能について詳しい説明は下記のリンク先をご参考ください。

→Googleの公式ヘルプ
セグメントについて - アナリティクス ヘルプ

いかがでしたでしょうか?

次回は、
定性的な評価方法である「ユーザーアンケート」についてお話いたします。どうぞお楽しみに!

また、Webサイト制作・リニューアルを成功させるためのチェックリスト10をこちらの記事にまとめていますので、是非ご確認ください。
Webサイト制作を成功させるためのチェックリスト10