「成果を出せるデザイナー募集!」
こんな趣旨のコピーをWebデザイナーの求人広告でよく見かけるようになってきました。
インターネットが事業活動に大きな影響を及ぼす現在、Webサイトも単なる情報提供だけでなく、具体的な「成果」が求められてきています。
それでは「成果が出るデザイン」と「出ないデザイン」の違いはどこにあるのでしょうか?
今回わたくしデザイナーの新出がそのナゾに迫っていきたいと思います!
皆さんは「CTA」というマーケティング用語をご存知でしょうか。
これは「Call To Action」の略で、行動喚起、つまりWebサイトに訪れたユーザーに対して特定のアクションを促すことを意味し、具体的にはそのためのバナーやボタンを指します。
さてここで質問です。
皆さんのWebサイトは、各ページごとにゴール設定がされていますか?
例えば、ECサイトの商品詳細ページであれば、「購入ボタンをクリックしてもらう」ということがゴールですよね。
B2B企業においてはECサイトほど直接的に成果に関わるとは言えなくても、サイトに訪れたユーザーに対して「お問い合わせ」「資料ダウンロード」などページを見た人に、何らかの行動を促す「仕掛け」を用意することが、見込み客獲得への第一歩なのです。
※ちなみにこのブログ記事のゴールは、「無料相談会のお申し込みボタンをクリックしてもらう」ことです!
では、どのようなデザインが成果につながりやすいのか、具体的なポイントを紹介します。
1.行動を起こさせる言葉を使用する
そのCTAをクリックすることでユーザーが何を得られるのかを明確に示すことがポイントです。また『無料』『限定』など、押したくなるような文言も効果的です。
2.イメージ画像を入れる
テキストのみより、ユーザーが想像しやすいイメージ画像を入れることで反応がまったく違ってきます。
3.目立たせる
余白・色に注意し、CTAが周りの要素や背景に埋もれないようにしましょう。当たり前のようですが、見た目の美しさのみを優先するデザインでは意外に見落とされがちなポイントです。
では、CTAはどこに置くのが良いでしょう?
そう、答えは「2」です。
CTAはユーザーがコンテンツを読み、クリックする必要性を感じさせた後に配置されているべきです。
したがって多くの場合CTAの位置はコンテンツの下、つまりページ下部になるでしょう。
当社サイトでもCTAをコンテンツ横に配置した場合と、コンテンツ下に配置した場合のABテストを行いました。その結果、コンテンツ下のほうが、コンテンツ横の【2.4倍】もクリック率が高いことが分かりました。
いかがでしたでしょうか。
デザインと言いつつ、コンテンツに関わる内容じゃないかと感じられた方も多いかと思いますが、そこが重要なポイントです。
成果の出るデザインは、綿密なコンテンツ戦略のもとでこそ、達成できるものです。