いまやGoogleは私たちが生活する上で欠かせないツールとなっています。皆さんもビジネスで毎日頻繁に利用しているのではないでしょうか。
さて、このGoogle検索、便利な検索テクニックが数多く存在することをご存知でしょうか?
ちょっとした検索テクニックで、日々の業務効率化やプライベートの充実に大いに役立ってくれるんです。
今回、その中でも比較的シンプルなテクニックを中心にセレクトしてみました。
検索の仕方で大きな差がつく、Google検索のエキスパートを目指しましょう!
キーワードを””(ダブルクォーテーション)で囲うことで、そのキーワードに完全一致するフレーズのみを検索できます。
たとえば「人気デートスポット」というキーワードで検索した場合、「人気のデートスポット」や「デートに人気のおすすめスポット」といったフレーズも検索対象になります。
しかし「”人気デートスポット”」と””で囲うことにより、「人気デートスポット」という固定のフレーズのみが検索対象になるのです。
明確なキーワード、ひとかたまりのフレーズで検索したい時に使うと便利です。
例:"インバウンドマーケティング"
「キーワード1」で検索したいが「キーワード2」の情報は除きたい場合、「-」の後ろに書いたキーワードを除外して検索することができます。
例:インバウンドマーケティング -広告
結果:「広告」というキーワードを含まない「インバウンドマーケティング」の記事がヒット
「キーワード1 OR キーワード2」で検索すると、「キーワード1のみを含む記事」「キーワード2のみを含む記事」「キーワード1もキーワード2も含む記事」がヒットします。
※ORは半角大文字
例:インバウンドマーケティング OR 企業
「intext:」や「allintext:」を用いれば、指定したキーワードが本文の中に含まれるページを検索できます。
「intext:」は単一のキーワードを、「allintext:」は複数のキーワードを検索する時に使用します。
例:intext:名古屋
結果:「名古屋」というキーワードが本文内に含まれるページがヒット
例:allintext:名古屋 観光 グルメ
結果:上記のキーワードすべてが本文内に含まれるページがヒット
タイトル名をキーワードで検索したい場合は「intitle:」「allintitle:」がおすすめです。 「intitle:」は単一のキーワードを、「allintitle:」は複数のキーワードを検索する時に使用します。
例:intitle:Web制作
結果:ページタイトルに「Web制作」を含むページがヒット
例:allintitle:Web制作 おすすめ
結果:ページタイトルに「Web制作」「おすすめ」を含むページがヒット
「allinurl:」を使えば、URLに特定キーワードを含むページを検索できます。
例:allinurl:news japan
結果:URLに「news」「japan」を含むページがヒット
「このサイト内の記事を検索したいが、検索フォームがない」という場合でもGoogle検索を使えば大丈夫です。「site:」を使えばGoogle検索で特定サイト内の記事検索が可能になります。
例:site:www.turbine.co.jp マーケティング
結果:「www.turbine.co.jp」というサイト内で「マーケティング」というキーワードを含むページがヒット
そのWebサイトと似たようなサイト(類似性の高いサイト)を見つけたい場合、related:を使ってみましょう。
同業種の競合サイトを見つけたい、類似サイトを探して参考にしたい時などに役立ちます。
例:related:http://toyota.jp/(※トヨタ自動車の公式HPです)
結果:日産、ホンダ、マツダ、スズキ等の公式HPがヒット
あるURLに向けてリンクが張られているページを探したい時、どうすればよいでしょうか?
「link:」を使えば一発で解決します。指定したURLにリンクを張っているページを一覧表示してくれます。
被リンクの状況を調べるときに効果的です。
例:link:http://www.turbine.co.jp/
結果:http://www.turbine.co.jp/へリンクが張られているページがヒット
あるキーワードの類義語・同義語を検索に含めたい場合、「~」(チルダ)という記号を用います。
例:"インバウンドマーケティング" ~スペシャリスト
結果:「インバウンドマーケティング」に加え、「スペシャリスト」「プロ」「専門家」といったキーワードを含むページがヒット
キーワードの意味について調べたい場合、define:を使いましょう。
例:define:インバウンドマーケティング
結果:「インバウンドマーケティング」についての簡単な説明が表示される
キーワードのよく分からない箇所を「*」(アスタリスク)で置き換えることで、その部分が補完されて検索されます。
例:*は激怒した
結果:「メロスは激怒した」等がタイトル・本文に書かれたページが主にヒット
Googleニュース検索で使える機能です。
location:を使うことで、その地域から発信されたニュースをピックアップできます。
例:スターウォーズ location:ロンドン
結果:ロンドンから発信された「スターウォーズ」に関するニュースがヒット
filetype:コマンドを使うことで、特定のファイル形式(ワード形式、パワーポイント形式など)を検索できます。
例:"インバウンドマーケティング" filetype:pdf
結果:「インバウンドマーケティング」に関するpdfファイルがヒット
簡単な単語やフレーズなら、「translate 調べたい語 to 翻訳後の言語」と入力するだけで翻訳が可能です。
例:translate 旅立ちの日に to english
結果:「The departure of the day」と表示される
電話番号の市外局番を調べたければ、その番号を入力しましょう。
例:052
結果:「052で始まる市外局番は主に名古屋市」といった内容のページがヒット
郵便番号を調べたい場合は、住所を入力すればすぐにヒットします。
例:愛知県名古屋市中区丸の内3丁目20−22
結果:「〒460-0002」と表示される
あまり使用されませんがとても便利な機能です。
「X..Y」のかたちで、年号や値段など数値の幅を指定して検索できます。
例:1970..1980 日本の首相
結果:1970~1980年の日本の首相に関するページがヒット
株価もすぐに確認できます。
例:株価 Google
結果:Googleの株価推移が表示される
電卓アプリをいちいち起動しなくとも、Googleの検索窓で電卓機能が使えます。
メジャーな計算式は、+、-、/、*、% あたりだと思いますが、指数計算などもできます。
ちなみに「^」を使います。
例:3^2 + 4^2(3の二乗+4の二乗)
結果:25になりました。
天気を確認したいときは、「天気」と入力した後に都道府県・市区を入力するだけで事足ります。
例:天気 愛知県名古屋市
結果:愛知県名古屋市の詳細な天候情報が表示される
今日の日の出・日没時刻を調べたければ、「日の出(日没)」と入力した後に地名を入力するだけで完了します。
例:日没 愛知県名古屋市
結果:愛知県名古屋市の今日の日没時間が表示される
フライトナンバー(便名)を入力すれば、すぐにその航空機の発着時間等の情報がわかります。
例:ANA 26
結果:「ANA26便」の発着時刻、発着地、航空時間などの情報が表示される
お気に入りのスポーツチームがあれば、そのチーム名を入力するだけで直近の試合結果や日程がわかります。
例:レスターシティ
結果:レスターシティFCの試合結果や次のスケジュールが表示される
いかがでしたか?
Google検索にはさまざまなテクニックが存在します。
今回挙げた中でも、「1. 完全一致検索」「7. サイト内検索」「9. リンク元サイト検索」は特に便利なものとしてお勧めです。
・完全一致検索
Googleが勝手にキーワードを分解してしまい、こちらの意図とは違う検索結果がたくさん出てきてイライラしたことはありませんか?探したいキーワードそのものズバリがある場合は、通常の複数キーワード検索とは使い分けると検索効率が格段に向上します。
・サイト内検索
まだまだ検索フォームを実装していないブログ・サイトが多い現在、URLを指定するだけでサイト内の記事を検索できるテクニックは覚えておいて損はありません。
・リンク元サイト検索
特にWebサイト運営者の方に重用されるのがこの機能。もちろんアクセス解析ツールを使えば、自サイトのどこにどの他サイトからのアクセスがあるのかはすぐに分かりますが、「link:」を使って数秒で調べられる手軽さは作業の時間短縮に大いに役立ちます。
この3つを覚えるだけでもかなりGoogle検索は使いやすくなるのではないでしょうか。
ぜひ、これらのテクニックを仕事やプライベートに活かしてくださいね。