メールマーケティングの成果を測る主な指標としては、「開封率」「クリック率」「コンバージョン率」が挙げられます。
開封率を高めるために、タイトルや配信時間の工夫などを日々行っている担当者も多いのではないでしょうか。けれどせっかく開封率を高めても、肝心のクリック率が低いままでは成果は上がりません。
クリック率を上げるためには、4つの改善できるポイントがあります。
それが「リンクの位置」「CTA」「セグメント」「パーソナライズ」です。
今記事ではEメールのクリック率を上げるために押さえておくべきポイントを確認してみましょう。
Eメールのリード文(冒頭文)にリンクを貼ると、クリック率が上がります。
ユーザーは開封してはくれても、メールを最初から最後まで読んでくれることは、ほとんどないと思ったほうがいいでしょう。
しかし、リード文だけは、読まれる可能性は高いのです。
リード文が興味を惹くものであれば、離脱する前に、リンクをクリックする可能性も上がります。
例えば、MAツールの導入を考えているユーザーが
「5分でMAツール導入のポイントが分かります!→(リンク)」
というリード文を読んだら、そこでクリックするかもしれません。
相手の目的と合致するような情報とクリックポイントを序盤に配置することで、離脱前にクリックを誘導するというわけです。
リード文の中にリンクを貼ることは普段あまりしないからこそ、一度試してみてもいいのではないでしょうか。
CTA(Call to Action)は「次の行動を促す」という意味で、ユーザーを意図した行動に誘導するボタンのことです。
一般的には、ブログやランディングページ上に置くことが多いですが、もちろんEメールにつけることもあります。
CTAをクリックしてもらうには、他の要素よりも目立つことが重要です。
形、色、テキストの3つの要素で目立つように工夫しましょう。
セグメンテーションとは、顧客リストを属性情報で分割することを言います。
特定の役職や職種でリードをセグメントし、その層にあうような内容のEメールを配信することで、クリック率が向上します。
HubSpotが行った調査では、明確にターゲティングされたEメールを適切なペルソナに送信すれば、クリック率が16%向上するという結果がでています。
(出典:HubSpot)
パーソナライズには様々な項目がありますが、BtoBビジネスにおいて基本的なものですと、氏名や会社名でのパーソナライズがあります。
例えば、会社名と氏名をパーソナライズすると
「御社はX、Y、Zにご興味はありませんか?」と記載されるのではなく、
「○○株式会社の○○さんはX、Y、Zにご興味はありませんか?」となり、ぐっと距離が縮まります。
このようにパーソナライズした場合、HubSpotの調査結果では、クリック率が約7.5%から約15%に向上したという結果が出ています。(出典:HubSpot)
担当者としては自社Eメールのクリック率が一般に比べて高いのか、低いのか気になりますよね。そこで海外にはなりますが業界ごとのクリック率のデータを下記に列記してみました。目標を設定する指標として、ご参考ください。
どうでしょう?自社の業界は思ったよりも高いでしょうか?低いでしょうか?
(出典:ConstantContact)
クリック率を改善する4つのポイントをご紹介しましたが、実行し検証しなければ結果は分かりません。仮説を立て、検証し、改善を繰り返すことで、クリック率は向上します。
A/Bテストを実行し、検証と改善、実行のサイクルを早くし、最適解を見つけ出しましょう。
Eメールの配信で、CTAを設定、パーソナライズ、セグメントリストの作成などを行うには、専門の技術者やデザイナーに依頼していることと思います。しかし、HubSpotならそのすべてを誰でも簡単に行えます。
例えばCTAなら、以下のように様々な種類からデザインを選択し作成することができるのです。
また、A/Bテストも別のツールを使うことなく実装でき、作成から検証、改善までのサイクルを最速で回すことができます。
せっかくEメールを開封してもらっても、クリック率が低ければコンバージョンに繋がりません。今回はEメールのクリック率を上げる方法として、「リンクの位置」「CTA」「セグメント」「パーソナライズ」の4つのポイントを挙げました。
ぜひこの機会に一度クリック率を計測し、改善サイクルを回していきましょう。
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