HubSpotはマーケティング界の動向やお客様からのフィードバックにより、常に成長を続けるサービスです。HubSpotゴールドパートナーの当社では、HubSpotのアップデート情報を定期的にお知らせしていきます。2019年3月現在の製品アップデート情報からピックアップした内容は以下の4つです。
HubSpotを現在ご利用中の企業担当者をはじめ導入検討中の皆さま、ぜひご参考ください。
すべてのHubSpotプロダクトのEnterpriseエディションで最大25件のスコアリングプロパティを作成できるようになりました。
また、Professionalエディションについては、Marketing Hubのみ1件のスコアリングを作成可能でしたが、今回のアップデートで、Sales HubやService HubのProfessionalエディションでも1件のスコアリングが作成できます。
スコアリングプロパティを複数設定することができるEnterpeiseエディションでは以下のような活用方法があります。
「異なる営業チームを通じて、異なる購入者に向けて2つの異なるタイプの商品を販売している。」というケースでは、各ツールで購入者の適合性と関心のスコアを作成し、それぞれのスコアを使用してリードを適切な栄養チームにルーティングすることができます。
会社の成長の仕方によっては、アップセルやクロスセルに重点を置くようになることも考えられます。
その際、「プロスペクト(見込み客)」の適格性を示すシグナルと既存の「顧客(既存顧客)」の適格性を示すシグナルは、全く異なる場合も考えられます。
「プロスペクト」の場合は人口統計情報やウェブサイトの利用を確認するのに対して、「既存顧客」の場合はサポート、チケットボリュームや導入支援コンサルタントとのやりとり、ツールの利用状況などがスコアリングポイントのひとつとして考えられるでしょう。
購入者シグナルがセールスのタイプごとに異なる場合は、複数のスコアを作成することを検討してください。
※【利用条件】いずれかのHubのEnterprise以上のユーザー
CMSメンバーシップ機能はコンテンツへのアクセス権限をHubSpotのリスト機能を使用して簡単に実現できる機能です。
Marketing Hub Enterpriseを使用しているアカウントでは、このメンバーシップ機能をブログコンテンツに適用することができるようになりました。
CMSメンバーシップ機能をブログレベルコンテンツへ適用することによって以下のような活用方法があります。
定期購読登録者のリストに閲覧権限を付与し、定期購読者限定のプレミアムコンテンツを配信するといった設定も簡単にできます。また、公開先を増やす時も、公開する対象のコンタクトリストを追加するだけです。
※【利用条件】Marketing Hub Enterprise以上のユーザー
既存のナレッジベースからHubSpot Service Hubナレッジベースに記事をインポートするツールができました。
すでにナレッジベースをZendesk、Freshdesk、Help Scout、Intercomを使用している場合は、わずか数クリックで全てのナレッジ記事を自動で移行することができます。
インポートする際には以下の条件に当てはまるナレッジ記事にご注意ください。
※【利用条件】Service Hub Professional以上のユーザー
プレイブックの質問と回答の選択式フォーマットに「コンタクト」以外の「会社」や「取引」のプロパティの値を直接選択することが可能になりました。
プレイブックはSales HubとService HubのEnterpriseエディションで使用できる機能で、担当者が業務中に使用するツールの使い方を確認するヘルプや、コールやミーティングのログを残す際の標準化されたスクリプトとしてなどの活用の仕方があります。
コールスクリプトの運用例では、マネージャーが質問内容があらかじめ指定されたプレイブックを作成しておき、セールス担当者がクライアントとのヒアリングの際に質問へ回答する形でログを残していきます。
回答するフォーマットは「フリー記述式のコメント」、「選択式のコメント」、「プロパティーに保存される値とコメント」から選択が可能です。
今回のアップデートで選択可能なプロパティの値が拡がりました。
※【利用条件】Sales HubまたはService Hub Enterpriseのユーザー
以上、2019年3月現在のHubSpotアップデート情報でした。