HubSpotはマーケティング界の動向やお客様からのフィードバックにより、常に成長を続けるサービスです。HubSpotプラチナパートナーの当社では、HubSpotのアップデート情報を定期的にお知らせしていきます。2020年8月現在の製品アップデート情報からピックアップした内容は以下の4つです。
HubSpotを現在ご利用中の企業担当者をはじめ導入検討中の皆さま、ぜひご参考ください。
クラウド名刺管理サービス「Sansan」と「HubSpot CRM」がアプリマーケットプレイスから連携できるようになりました。SansanとHubSpot CRM両方のユーザーであれば、連携用プラグインは無料で利用できます。これにより、Sansanに登録してある精度の高い名刺データを自動でHubSpot CRMに同期することができるようになります。
コロナ禍より、オンライン上でのマーケティング・営業活動がさらに重要視され、コンタクト情報を正確にきれいに充実させていくことも急務となっています。今回、名刺管理サービスシェア83%、利用企業6,000社に活用(Sansan公式HPより)されている「Sansan」と連携したことで、日本におけるHubSpotの利便性がより向上したといえるでしょう。
なお、主な機能は以下です。
※【利用条件】HubSpot CRM導入ユーザー
AMBの機能が実装されました。ABMとは、マーケティング部門と営業部門が連携し、販売活動の優先順位が高い特定の企業(アカウント)に対してパーソナライズされた適切な購買体験を提供する戦略です。BtoB企業においても、注目度が年々増してきています。
今回のアップデートでは、ABMで重要となるターゲットアカウントの識別を高い精度で実施できるよう、国内約144万社560業界以上の企業データ(2020年4月時点)に基づいてターゲットアカウントを特定できるFORCAS社の「FORCAS」、および国内約820万拠点(過去累計4,500万拠点)の企業データ(2020年4月時点)に基づいたデータマーケティングを支援するランドスケイプ社の「LBC」と製品連携し、これらのデータを用いて、「企業」や「組織」単位でも見込み客を識別し、パーソナライズされた適切な購買体験を提供できるようになります。
例えば、「ターゲットアカウントホーム」でターゲットアカウントと定義した企業の総数や、それらの企業との間で現在進行中の取引の総数を一覧できます。社内のマーケティング担当者や営業担当者が同じ情報を見ながら、ターゲットアカウントにとって価値があるコミュニケーションを実施できます。
※【利用条件】Marketing Hub、Sales HubのProfessionalエディション以上のユーザー
これまでワークフローの「遅延」では、特定の曜日や時刻を指定することはできませんでした。今回のアップデートにより、特定の曜日(複数選択可)や特定の時刻まで次のアクションを保留する「遅延」を設定することが可能になりました。
オンライン上のマーケティング活動が活発になるにつれ、Eメールを送るタイミングを増えてくるケースが想定されます。インバウンドマーケティングのおいて、ユーザーが必要なタイミングで必要な情報をお届けすることが重要です。ワークフローアクションが実行されるタイミングをよりきめ細かく制御できるようなったことで、そのタイミングをより細かく設定でき、ユーザーへの満足度を向上させることが期待できます。
※【利用条件】Marketing HubのProfessionalエディション以上のユーザー
カスタムHTML(トラッキングスクリプト、構造化データマークアップ、メタタグなど)を各ブログ記事のHeadセクションに追加できるようになりました。
これまでは、Headセクションにコードを追加する場合、ブログで使用しているテンプレートを更新する必要がありました。しかし、構造化データごとにテンプレートを作成していくことは現実的ではありません。今回のアップデートにより、記事毎に適した構造化データのマークアップが可能になり、検索結果上のユーザビリティの向上が期待できます。
※【利用条件】Marketing HubのProfessionalエディション以上のユーザー
以上、2020年8月現在のHubSpotアップデート情報でした。
今回のHubSpotアップデート情報、いかがでしたでしょうか。
マーケティング部門と営業部門が連携して動きやすくなるアップデートも多く、オンラインにおける顧客との関係性構築への重要性を感じます。9月には毎年恒例のHubSpot一大イベント「INBOUND」もあり、変化していくHubSpotから今後も目が離せません。
タービン・インタラクティブでは、HubSpotを活用したマーケティングサイトの構築をお手伝いしております。オンラインでのマーケティング・営業活動の重要性が増していく中、今一度自社のWebサイトがマーケティング活動に向いているのか、確認してみてはいかがでしょうか?