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HubSpot 2年ぶりの新製品群「CMS Hub」の正体とは!?|BtoBマーケティングならタービン・インタラクティブ

作成者: タービン・インタラクティブ|2020年04月17日

2020年4月8日(水)にHubSpotより2年ぶりに、Marketing Hub、Service Hub、Sales Hubに次ぐ新製品群「CMS Hub」がリリースされました!
新たに登場した「HubSpot CMS Hub Professional」「HubSpot CMS Hub Enterprise」について簡単にご説明します。

目次

まずはおさらい!HubSpot CMSとは

新しい製品群として「CMS Hub」が発表されましたが、HubSpotには以前からHubSpot CMSが存在しています。HubSpot Markething Hubをはじめとするサービスとの連携が人気のCMSで、当社クライアント企業様の間でも高い導入率を誇ります。
編集画面のユーザーインターフェースが直感的で、Webサイト制作の専門知識がないマーケティング担当者にも簡単にページを編集できる使い勝手の優れたCMSです。また、「HubSpot CMS」はクラウドサービス(クラウドサーバ提供)なのでサーバの管理、ソフトウェアのアップデートの手間が一切ありません。SSLが初期搭載されているため、HubSpotでホスティングされるすべてのコンテンツのデータを保護していることも重要なポイントです。



CMS Hubを選択する一番大きな理由は、HubSpotの他のHubとの連動でしょう。
HubSpot CRM(無料)
との連携では、顧客単位での行動履歴のトラッキング、ページ・コンテンツの解析が可能です
Marketing Hub、Sales Hub、Service Hubとも連携しており、Webサイトにマーケティング、セールス、サービス機能が必要になった時点でソフトウェアの拡張ができます。拡張の時間もかからず、すぐに使い出すことが可能ですので、マーケティングオートメーション機能の実装や取引管理の導入など、複雑なシステム連携なしにスムーズに行えます。

当社のお客様で最も多い導入の組み合わせは、Marketing Hub + CMS Hub(旧HubSpot CMS)です。コンテンツの管理とマーケティング施策をスムーズにする、最強の組み合わせだと思います。

様々なビジネスソフトウェアを比較しているG2の比較においても、HubSpot CMSは高く評価されており、その人気が分かります。

出典:2020年4月13日時点https://www.g2.com/categories/web-content-management

※CMSとは「Contents Management System」の略で、HTMLやCSSなどWebサイト構築に必要な言語や技術等の専門知識がなくともWebサイトやサイト上のコンテンツを構築、管理、更新できるシステムの一般名称です。

従来のCMSは「CMS Hub Professional」へ

従来のCMSは「CMS Hub Professional」へと名称が変わりました。料金は変わらず月額¥36,000です。従来のHubSpot CMSの機能に加え、SEOツールやフォーム、ライブチャットが用意されているため、複数のシステムを管理しなくても、Webサイトの最適化やカスタマーエクスペリエンスを簡単に実施することができます。また、ローカル環境での開発が可能になったため、開発者にとってもより使いやすい環境となりました。



1)テーマ機能
開発者がウェブサイト全体のテーマを設定して、マーケティング部門がウェブサイトの管理や更新を行えるようにします。テーマを設定すれば、開発者に依頼することなく、ウェブサイト上のコンテンツを一括で修正できるようになります。CSSの知識を習得する必要もありません。 

2)ドラッグ&ドロップでサクサク組めるページエディタ
CMS Hubのコンテンツ作成環境では、ドラッグ&ドロップ操作でウェブページを簡単に編集できます(以前のCMSに比べても格段に快適になりました!)。
質の高いコンテンツの作成に集中できるようになります。

3)SEO機能
ウェブサイト全体でページを最適化するためのアドバイスが自動提示され、その場で変更できます。トピック クラスターモデルに基づいたコンテンツ整理で、検索エンジンによるクロールとインデックス登録を進めたり、Google Search Consoleの連携により、コンテンツの検索結果に関する詳細なデータ取得が可能です。

4)ローカル環境での開発

HubSpotでは、使い慣れたツール、テクノロジー、ワークフローを使ったウェブ開発が可能です。GitHubなどのツールを活用してバージョン管理を行い、コンテンツの準備ができた段階で更新を行うことができます。  

5)HubDB

ウェブサイトやランディングページに表示するデータテーブルを作成できます。データテーブルを更新すれば、ウェブサイト上で同じテーブルを参照しているすべての箇所に更新内容が反映されます。イベントカレンダー、製品カタログ、従業員紹介、ライブラリーなどに便利な機能です。

従来のCMSからさらにバージョンアップした「CMS Hub Enterprise」

「CMS Hub Enterprise」は「CMS Hub Professional」のすべての機能に加えて、ガバナンスを強化したいと考える企業様に求められる機能が包括されています。料金は月額¥108,000と「CMS Hub Professional」と比較すると高価ですが、その分、本格的な活用のために必要なコンテンツマネジメント機能が多数搭載されています。

1)特定コンテンツへのアクセス権限をカスタマイズできる
HubSpotで作成したユーザーのリストに基づいて、ウェブサイト内の特定の部分に対するアクセスを限定することができます。これにより、特定の顧客層に合わせたコンテンツや有料のコンテンツチャネルを構築することが可能です。ユーザーはそれぞれ個別のIDとパスワードでログインすることができます。

2)複数ドメインの管理が可能
Webサイト内の変更箇所、作業者、変更内容などのアクティビティーログが確認できるため、どのチームの誰がWebサイトに加えている変更を正確に確認することができます。これにより担当部署ごとにコンテンツを管理できる体制をより強固に組むことが可能となります。

3)複数ドメインの管理が可能
2つのブランドドメインをCMS Hub Enterpriseソフトウェア上で一元管理でき、コンテンツのホスティング、レポートの作成、アクセス許可のセットアップが行えます。キャンペーンやイベントの特設サイトなどを作る際に便利です。

4)アクティビティログ

ビジネスの拡大に伴って、ウェブサイトのコンテンツにはさまざまな部門の関係者がアクセスするようになります。アクティビティーログを活用すれば、特定の時間にある更新を行ったチームメンバーを正確に突き止めることが可能です。ログをエクスポートしてウェブサイトのガバナンスを俯瞰することも簡単です。

5)サーバレス関数

外部サーバー、SSL証明書、データ転送プロセスを別途構築しなくても、イベント登録やゲストブック、試算ツールといった動的な要素をHubSpotでホスティングしているコンテンツに追加できます。