皆さんは、日々集まる膨大なマーケティング指標や営業データの数値をどのように確認していますか?
取り扱うデータの種類も様々で、しかも膨大になっているのが現状。その膨大なデータや指標を理解し、管理・把握するのも大変な状況になっているかもしれません。
活用しているいくつかのデータが、一元化されていたら作業の効率化が図れますよね。
施策全体を理解し、データを基にすばやく決断するため活用できるのがマーケティングオートメーション(以下、MA)のダッシュボード機能です。ダッシュボードを最大限に活用するため、どのようなデータで構成したらより効果的な運用ができるのか、最新HubSpotのレポート機能と共にご紹介します。
尚、HubSpot活用について、こちらの記事にまとめていますので併せてご確認ください。
「HubSpotの正しい活用の仕方は?」
MAでは登録されたデータを随時把握・分析・集計するために、あらかじめいくつかのダッシュボード機能が設定されています。
しかしあらかじめ設定されているダッシュボードでは、本来業務上確認したいデータや必要なレポートが含まれていないことも多くあります。その結果ダッシュボード機能を上手く活用出来ていないことが多いのではないでしょうか。
どのようなレポートで構成したらより効果的な指標となり、チーム間や部署内で共有し活用できるのでしょうか?
マーケターやウェブ担当者の方はアクセス数やマーケティング施策結果データを、エクセルなどで毎月・毎週まとめてレポートにして、上長に報告していることが多いかと思います。レポート作成のためには多くのデータを把握する必要があります。Webサイトに関連するデータはGoogle Anlyticsからその他のマーケティング数値や営業実績数値はまた別のデータから…といったような作業に多くの時間がかかっていることも多いのではないでしょうか?
レポートは管理画面で一目で理解できるダッシュボードにしてしまいましょう。ダッシュボードで見える化すると、作業の効率化が図れるだけでなく、リアルタイムの情報をチーム内で共有することができるようになります。
HubSpotは今年の9月にて開催されたINBOUND2018にて大幅なアップデートが発表され、「マーケティング」「セールス」「サービス」の領域の全てにStarter、Professional、Enterpriseと各プランが用意されました。また、「マーケティング」「セールス」「サービス」の領域のすべてを包括したプランGrowth Suiteが登場し、顧客を中心とするビジネスプロセス全てを管理できるプラットフォームへ大きく変貌を遂げました。
大きく変わったHubSpotにはMarketing Hub、Sales Hub、Service Hubそれぞれに標準的なレポートが用意されています。
Marketing HubにはWebサイトのパフォーマンスやランディングページ、ブログ、およびEメールのパフォーマンスを計測できるレポートが、Sales Hubには、販売プロセスの概要を把握できるレポートが、Service Hubにはチケット、ナレッジベース、および顧客フィードバックのパフォーマンスを一目で確認できるレポートが用意されました。各レポートは自由に移動やサイズ変更をすることもできますので、これらを組み合わせることによってダッシュボードを見やすくお好みに変更できるようになりました。
Professional以上のプランになると、カスタマイズしたレポートが作成出来るようになります。より業務に沿ったレポートで構成されたダッシュボードが作成できます。
各部署によって求められるレポートも違います。最新のHubSpotなら、それぞれの業務領域で必要なレポートが用意されています。そのレポートを上手く活用すると、改善に必要な数値が見える化されたダッシュボードを作成することができるでしょう。そのダッシュボードが、成果に繋がる『計測器』となっていくかもしれません。
次回は、最新HubSpotのダッシュボード機能の詳細をご紹介していきます。
いかがでしたか?HubSpotをはじめとしたMAは、今ある作業の効率化を図るだけでなく、マーケティング施策や営業活動を分析・評価するためのレポート機能が搭載されています。そのいくつかのレポートやデータを目標に沿って構成すると、マーケティング施策の改善が判断しやすく、活用し甲斐のあるダッシュボードとなるでしょう。
まずは、ダッシュボードを本当の『ビジネス計測器』にカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。