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夏の干潟の運動会! サニツ浜カーニバルに行ってみた

作成者: 下地茜|2018年07月31日
みなさん、お久しぶりです。宮古島オフィスの下地(しもじ)です。
 
宮古島は今、夏真っ盛り。祭りやビアフェスなどのイベントをひかえ、誰もが待ち遠しにしていた熱~いシーズンに突入しています。
 
ということで今回は夏のイベントのひとつ、「サニツ浜カーニバル」の様子をお伝えします!
 

サニツ浜カーニバルとは?

 
サニツ浜カーニバルは、潮の引いた砂浜で繰り広げられるイベントです。
今年2018年は台風も過ぎ去り、良く晴れた7月15日(日)に開催されました。

催しは綱引きからドッジボール、相撲大会など、雰囲気はさながら地元の運動会。
会社の同僚たちや学校の先輩・後輩たちなどで構成されたチームが各種ゲームに参加します。中にはすべての競技に参加するツワモノチームもありました。
 
 
この舞台となる「サニツ浜」は、ラムサール条約に登録された宮古島の湿原、与那覇湾にある砂浜です。潮が引くと、およそ400haという広大な面積の干潟が出現するんです!
 
世界中の湿原の生態系を守る目的で制定された「ラムサール条約」。
干潟に住む生き物はもちろん、それらを食べに訪れる水鳥たちの生息地として、湿原はとても大切な場所なんですね。
 
ちなみに朝の9時から行われるこのサニツ浜カーニバル、昼の2時頃にもっとも干潮となります。広い与那覇湾全体が歩いて渡れそうなほど浅瀬になるのは圧巻です!
 
 
親子で浅瀬の海を歩いたり、ドッジボール大会に参加する子どもたちが貝集めにいそしんだり。来場者それぞれに夏の海遊びに興じている風景には癒されます。
 

潮風にふかれながら…浜辺の乗馬体験! 

さて、日が高くのぼった午後2時ごろ、宮古島の在来馬たちが現れました。3歳から小学生までのちびっこたちが馬に乗れる乗馬体験のスタートです。
 
絶滅の危機にあった宮古島の在来馬は、1985年に増頭運動がはじまり、今では40数頭にまで増えました。

県の天然記念物にも指定されている宮古馬ですが、その頭数は日本各地の在来馬の中でも長崎県の対州馬についで少ない数。種の安定には100頭が必要とのことで、今はまだその途上にあるのです・・。
 
 
普段は馬の飼育に尽力されている馬主さんにとっても、宮古島の子どもたちが在来馬にふれあえるイベントは、とても大切な機会。
 
馬の背中に乗って思わず笑顔になる子どもや、大泣きしてしまう子ども。お父さんの方が馬に乗りたがったりと、さまざまな家族の風景がありました。
 
その昔は浜競馬も行われていたという与那覇湾のサニツ浜。宮古島の馬たちとゆかりの深い場所でもあるのだそうです。
 
潮風を受けながらの乗馬、本当に気持ちよさそうですね!
 

地元の人に愛されるサニツ浜

 
普段はちいさな集落のそばの静かなサニツ浜。
観光客に人気のにぎやかな砂浜とはまた違った味わいがあります。
今回はじめて訪れて、干潟の生き物や水鳥たちが集う浜にぜひまた行きたい!と思いました。

地元の人たちに長く愛されてきたこのサニツ浜。興味を持たれた方は宮古島にいらっしゃった機会にぜひ足をのばしてみてください!