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第41回:顧客の目線で旅をする⁈カスタマージャーニーマップの有効性

作成者: タービン・インタラクティブ|2015年2月8日

こんにちは、志水哲也です。
このコーナーを5年ぶりに再開することにいたしました。
出版後、アーカイブとして公開されていたブログですが、5年の間には実に多くの変化が起こっています。新しい記事を追加して、少しバランスを取ってみるつもりです。
ゆっくり、こっそり進行します。よろしくおつきあいください。

カスタマージャーニーマップ=「顧客の旅の地図」。

はい、直訳です(笑)
あなたの顧客があなたのサービスを発見し、購入に至るまでのストーリーを「旅」に見立て、その行程を「地図」にして俯瞰しようという取り組みを指します。

ユーザー体験(UX)を向上させるためにはまず、ユーザーの気持ちがわからなくてはなりません。

どんな目的でサイトに来訪しているのか、探しているコンテンツは何か、それを必要としている理由は何なのか、サイトに来るきっかけは何だったのか、すでにどれぐらいの情報を持っているのか・・・

それを、典型的なユーザー像(ペルソナ)になりきって考えることで、自社のWebサイトが本来発信するべき情報の内容や、良質なコミュニケーションが発生しそうなポイントが見えて来るのです。

ペルソナは、リサーチによって導き出された複数パターンの顧客パーソナリティーをリアルにイメージしたものですが、彼(彼女)の考えや行動について、できるだけ具体的に想像してみましょう。立場の違う数人のチームで意見を出し合いながらワークショップ形式で進めると、多様な意見がバランスされて良い結果になることが多いようです。

その他、ポイントとして

・その物語を執筆中の小説家になったつもりで、俯瞰する
・「困った」「嬉しい」といった、感情面に着目する
・Webで検索するアクションのさらに前から考える

に留意してください。
書き出して整理できれば、効果的なコンテンツの構成が導き出されるはずです。

さあ、模造紙と複数色のポストイットを準備してチャレンジしてみてください!

 

※ペルソナについては、以下の資料でもご説明しています。