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今、マーケティング担当者が身につけるべき8つのスキル

作成者: 森 としこ|2016年09月14日

このブログを読まれている方には企業内のマーケターをはじめ顧客企業のマーケティング支援など何らかの形でマーケティングに携わっている、もしくは将来そうした業務に就きたいと思っている方も多いと思います。

残念ながら日本の教育機関でそのようなスキルを磨く場所は多くありません。
そんな中で一体自分はどういうスキルを身につければいいのか?悩まれている方もいるのではないでしょうか。

今回は競争力のあるマーケティング担当者であるために求められる8つの技術的&クリエイティブスキルについてお話していきたいと思います。
今後のキャリアアップの参考にしてください。

技術的スキル

マーケティングは、今やそのほとんどがインターネット上の施策を指すようになりました。様々なデジタルツールを使いこなすための技術的なスキルは大変重要です。
また必要なスキルを習得しておけば、一度は孤立化した部門をもっと効果的に他部門と連携を取らせることもできます。スキルの学習プログラムや認定試験によって、自らの能力アピールもできるのでおすすめです。

(1)SEO

マーケティング担当者は、最低でもキーワード分析やリンク構築、外部対策・内部対策といった基本的なSEO戦略を理解していなければいけません。キャンペーンやマーケティング戦略を作成し実行して成功させるためには必要不可欠なものだからです。

(2)Googleアナリティクス

マーケティングキャンペーンの最終段階がパフォーマンスを測定し報告することだとすると、現在最も人気がある無料のデータ分析ツールGoogleアナリティクスの習熟に長けることは必須です。

Googleは分析ツールのために無料のトレーニング、サポート、認定試験(https://support.google.com/analytics/answer/4553001?hl=ja)を提供しており、しかもこれはプラットフォームの原則からモバイルアプリの基礎に至るまでのオンラインアカデミーを含んでいます。ぜひ一度取り組んでみてください。

(3)HTMLとCSS

マーケティング担当者にとって、ウェブサイトをゼロから制作する必要はほとんどないでしょう。しかし、とても一般的で基礎的なコードライティングと言語(HTMLとCSS)についてわずかでも知識があると、ブログ記事やランディングページといった日常的なタスクのためのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を扱う際に大いに役立ちます。

(4)プログラミング

これも前項と同じく自ら手を動かす必要はありません。しかしながらきちんとプログラミングを理解していれば、公平な予算の交渉をしたり、現実的な時間枠を設定したり、共同作業をする際の潜在的なプロジェクトの可能性や限界を知ることが可能になります。

クリエイティブスキル

「技術的スキル」でお話したほとんどは、具体的で実用的な専門知識です。
一方、クリエイティブスキルというのはより抽象的なものになります。
こちらの習得は通常、実際の業務経験で習得するというのがベストですが、学生などの場合は業界のリーダーにアドバイスを求めるといったことも有効です。

(5)ライティングスキル

多くのマーケティング担当者は、継続的かつクオリティの高いコンテンツを自ら作成し続けることが求められます。自分たちのブランドのストーリーを語ることでターゲットを導くといった目的のためにはそのチャネルに関わらず、ライティング自体が常にマーケティングの中核となるものです。

(6)マーケティング戦略

組織の目標に応じて、マーケティング戦略にアプローチするための方法というものはたくさんあります。
しかし一般的に言ってすべてのマーケティング戦略は、競争上優位に立つためにマーケティング部門とセールス部門の販売努力を統一することを狙いとしています。
マーケティング担当者は、それらを達成するための努力とともにもっと大きな絵図――戦略そのものについても理解しなければいけないのです。

(7)コンテンツ戦略

コンテンツマーケティングやコンテンツ戦略という言葉が最近よく聞かれます。
コンテンツマーケティングとは顧客との関係を確立し、自社がその相手にとって信頼できる専門家としてのポジションを得るために、コンテンツを有効に使うマーケティングアプローチです。一方、コンテンツ戦略はコンテンツを立案し管理すること自体を指します。マーケティング担当者は、長期的なビジョンやプランを持ってコンテンツ戦略を実施することが求められます。

(8)ソートリーダーシップ

ソートリーダーシップ(Thought Leadership)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。ソートリーダーシップとは、特定の課題に対して、企業がその解決策となりうる「主張や理念(=ソートThought)」を掲げることで、そのテーマの第一人者(Thought leader)としてのポジションを獲得するためのマーケティング活動のことをいいます。マーケティング担当者がコンテンツ戦略などを通じて業界におけるリーダーとしての地位を確立するスキルは、競争力が必要な業界の中では不可欠なスキルです。