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「パーソナライズ」でEメールはまだまだ効果が出せる!HubSpotでEメールをパーソナライズ

作成者: 蘆田 優|2018年07月20日

 「SNS全盛の時代にメールなんてもう開封されないし、効果なんてない。」
そう思ってはいませんか?

BtoBビジネスの世界では、やり方次第でまだまだメールマーケティングが成果を出せる余地は大きいと考えられています。
もちろん、同じ内容の文面を不特定多数の相手に送る、いわゆる「同報メール」では効果は望めません。(まだ同報メールを送っているBtoB企業も多いようですが・・)

開封率を上げるために効果的な方法のひとつは、相手に応じて「パーソナライズ」すること。
そこで今回は、HubSpotの機能を使ってEメールを簡単にパーソナライズする方法をご紹介します。

尚、HubSpot活用については、こちらの記事にまとめていますので併せてご確認ください。
HubSpotの正しい活用の仕方は?

 

パーソナライズするだけでCV率が10%アップ?

どの言語でも、人にとって一番心地よい音は、その人の名前である
- デール・カーネギー『How to Win Friends and Influence People(人を動かす)』

と言われるように、人は自分に向けて語られた言葉には特別な価値を感じるものです。事実、パーソナライズされたメールメッセージを送ると、クリックスルー率が平均14%、コンバージョン率が10%改善されるという結果が出ています。
(参照:Campaign Monitor)

Eメール受信者からすれば、自分のために書かれた内容だと思えば読んでみようと思いますし、名前を言われて嫌な気持ちになる方はほとんどいませんよね。

HubSpotでEメールをパーソナライズする方法

HubSpotではパーソナライズの設定をとても簡単に行うことができます。
今回は、名前と会社名でEメールをパーソナライズするプロセスを紹介していきます。

1. Eメールに移動する

マーケティング > Eメール に移動します。

2. メールを選択する、もしくは新しく作成する

Eメールの画面に移動すると下記の画面が表示されます。この画面にて新しいメールを作成するか、すでに作成済みの下書きを編集することができます。

新しいメールを作成する場合は、上部にある【メールを作成】をクリックします。 既存の下書きを編集したい場合は、左側に表示されている【下書き】をクリックし、編集したいメール上にカーソルを置き、【編集】をクリックします。

 

3. Eメールの編集

Eメールを選択すると内容が表示され、編集したい箇所をクリックすることで、そのセクション内を変更できる状態になります。今回は、「会社名」、「姓」をパーソナライズしてみましょう。
以下が完成イメージです。オレンジ色でハイライトされている部分が、コンタクトの「会社名」「姓」のデータに置き換わって送信されます。 

4. いよいよパーソナライゼーション!

名前を挿入したい場所にて、リッチテキストエディターで、【挿入】> 【パーソナライゼーショントークン】をクリックします。

ポップアップウィンドウで、プロパティの種類として【コンタクト】を選択します。

次に、プロパティーにて【姓】・【会社名】をそれぞれ選択し、【挿入】をクリックするとメールに変更が反映されます。

プロパティーを選ぼうとすると、【姓】・【会社名】以外にも実に様々なデータが活用できることがわかります。どのようなトークンを使ってメッセージを作るか、色々とアイディアが浮かんできますね。

 

5. デフォルト値を設定しておく

上記のように姓・会社名のパーソナライゼーショントークンを挿入できますが、もしもコンタクトのデータに姓・会社名が入っていない場合、メール本文で会社名やお名前の呼びかけが空欄になってしまいます。それは大変失礼ですよね。

そこで、もしもデータがなかった場合のデフォルト値を設定しておきましょう。
パーソナライゼーショントークンを挿入し、ポップアップウィンドウに移動すると、デフォルト値を入力する画面が表示されます。

〇〇様の規定値に「あなた」や「お客」を設定しておけば、もしもの時にも「あなた様」や「お客様」と表示されるというわけです。

6. パーソナライズされたメールをプレビューする

Eメールのパーソナライゼーショントークンを挿入したら、これらがどのように見えるかをプレビューすることができます。

プレビューを行うためには、Eメールエディターの左側にある目のアイコンをクリックします。
【プレビュー】ページのコンタクトから、特定のコンタクトを選択すると、Eメールエディターのプレビューが変更され、先ほど選択したコンタクトの情報が反映されます。

メッセージが不自然になっていないか、受信者の気持ちになってチェックしてみましょう。これでメールのパーソナライズは完了です。