皆さんは「メルマガ」「ステップメール」「ターゲティングメール」の違いを教えてください、と言われて即答できますか?
インバウンドマーケティングにおいて、見込み客(リード)とのコミュニケーション手法の一つがEメールです。その手法も、見込み客育成(ナーチャリング)のためか、既存顧客との関係性維持のためか、目的に合わせて変わってきます。
今回はEメールの型として「メルマガ、ステップメール、ターゲティングメール」の3つを紹介します。
ステップメールとは、会員登録や資料ダウンロードなどのアクションをトリガーにして、あらかじめ決められた内容のEメールを一定期間配信する手法です。
例えば、Webサイトから資料ダウンロードがあったとしましょう。
1通目)サンキューメール
タイミング:資料ダウンロードをした直後
内容:ダウンロードに対してのお礼
2通目)資料ご案内メール
タイミング:2〜3日後
内容:ダウンロードした資料に関係する記事などの紹介
3通目)セミナー案内メール
タイミング:1週間後
内容:ダウンロードした資料に関係するセミナーの案内
上記のようにステップメールは、ユーザーの状況に応じて段階的にEメールを配信します。
【メリット】
【デメリット】
ターゲティングメールとは、業種や職種などお客様の属性をセグメント項目として絞り込み、特定のリードに送るEメール手法のことです。
例えば「50代限定!部下の生産性を上げるコーチングセミナー」を東京で開催すると決めたならば、東京の都市圏から離れている方や50代ではない方にEメールを送っても意味がありません。
このように、限定的なコンテンツ提供にはターゲティングメールを使います。
【メリット】
【デメリット】
メールマガジンは全員に同じタイミングで定期的に配信するEメール手法のことです。回数で勝負するのではなく、質で勝負する必要があるので、リードにとって、価値のある情報だと思ってもらえるコンテンツを作成しなければなりません。
シナリオに基づいて、Eメールが一時的に配信されるステップメールとは別で、お客さまが購読解除することがなければ、メルマガは永続的に配信されます。
【メリット】
【デメリット】
インバウンドマーケティング導入のためのステップはこちらの記事でも詳しく紹介しております。合わせてご覧ください。
インバウンドマーケティング成功の4ステップ~見込み客を集めて顧客に育てる
最初のメールを送信後、その反応に応じて条件を設定することで、個々のリードに応じたEメールの配信が可能です。
例えば、資料ダウンロードした人に1通目のEメールを送信、2通目を送るべきかどうか判断する材料は、1通目のEメールに対して返信があるか、ないかです。
返信がある場合、返信がない場合、それぞれに分岐したシナリオを作成できます。お客様の行動に合わせて、ステップメールの配信内容を複数パターン用意することにより、自然なコミュニケーションが取れます。
以上の設定をHubSpotでは、エンジニアがいなくとも設定可能で、すぐに実装することができます。