支援種別:
事業:不動産商品の企画・開発・販売、その他生活環境に関連する事業
公開日:2016年09月01日
URL:birunaka.jp
URL:nihonnokurashi.jp
株式会社ウッドフレンズ様は、名古屋を拠点とする戸建住宅の企画開発・販売事業を行う住宅メーカーです。同社は2016年、名古屋駅前の大名古屋ビルジング内に「ビルナカ材木屋」をオープンしました。ここはWebと連動して住宅部材や建材をお客様にダイレクトに販売する店舗兼ショールーム。一般消費者でも柱や住宅部材を格安に買えるという、斬新なこの試みを影で支えるのが、見込み客を発見し顧客に育てあげるインバウンドマーケティングの考え方とその仕組みです。今プロジェクトの責任者である林氏、現場担当者の足立氏のお二人にお話を伺いました。
住宅産業は現在、大転換期を迎えていると言えます。
大量供給による価格競争力を武器とするいわゆるパワービルダーが戸建住宅の市場シェアを伸ばしている中で、当社の強みの一つが国産ひのきの集成材製造・プレカット加工を行う自社工場を持っていること。つまり、材料の調達から企画商品づくり、販売まですべて自社でワンストップで行うことが可能だということです。この強みを最大限活かした新しい施策の一つが、今回オープンした「ビルナカ材木屋」です。
突然ですが皆さんは、家の柱一本の価格がいくらぐらいかご存知ですか?ほとんどの方は検討もつかないと思います。
私たちの「ビルナカ材木屋」では、柱一本から家一棟に至るまでの単価を全てオープンにしています。材木を原木から直接仕入れ、自社工場で製材・加工し、販売に至るまですべて一貫して行う当社だからこそ、他社には絶対に真似できない安さでご提供できるんです。
またビルナカ材木屋のWebサイトでは、柱を1本からどなたでも買うことができます。
住宅は建築家や工務店が選んだ部材で作ってもらうもの、原価はわからないままという今までの常識をくつがえし、一般のお客様が自ら部材を選んで「これを使って欲しい」と工務店に頼むことを可能にしたのがこのビルナカ材木屋です。少々大げさかもしれませんが、これはある種「住宅の流通革命」ではないかと考えています。
パワービルダーが市場を席巻する一方、地域の中小工務店は厳しい競争にさらされています。規模の経済で仕入れが圧倒的に安いパワービルダーに、工務店が勝つことは難しいからです。
そこで当社は、そうした工務店と協働で事業を行う「ニホンのくらしFC」も始めました。お互いに強みを活かして大手に立ち向かっていこうという戦略です。
「ニホンのくらしFC」では、工務店に対し自社単独ではなかなか難しい商品開発やスケールメリットを活かした原価低減、広告宣伝などの提供を通じて、売上・利益の向上をサポートしていきます。 マーケティング力が大変重要になってくるわけですが、当社では複数の住宅メーカーや工務店の物件情報を掲載するポータルサイト「住みかえ.net」の運営を以前より行ってきており、そこで培ったノウハウを積極的に活用していこうと考えています。
この「ビルナカ材木屋」の場合、オムニチャネル戦略上、見込み客との接点としてリアル店舗のおもてなしが重要な役割を担います。大切なお客様に来ていただいた時のサービスの満足度を上げるとともに、メルマガ登録をしていただくキャンペーンも現在積極的に行っています。
メルマガ登録をしていただいたらその後、継続的にその方の行動履歴を追うことでどんな商品に興味をお持ちか、どんなニーズをお持ちかを分析しています。EC機能とも連携しているので今後、商品開発にも応用できると思うと楽しみです。
様々な施策を回すためのツールは整っているので、これから試行錯誤しながら実績を作り、ノウハウを溜めていこうと考えています。
株式会社ウッドフレンズ
建設資材事業本部 WEB営業部 リーダー
足立 麻衣子 様(写真左)
株式会社ウッドフレンズ
執行役員 マーケティング本部長
林 知秀 様(写真右)
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