現在、話題となっている「インバウンドマーケティング」。
電話などを使ったPush型の営業をするのではなく、魅力的なコンテンツを作成し、SNSアカウントやオウンドメディアを通じてWEB上に発信することで、見込み顧客を惹きつけ、獲得していく新たなマーケティング概念です。
当記事では、インバウンドマーケティングの概要と、導入を検討しているという方にオススメの書籍をご紹介します。
インバウンドマーケティング(Inbound Marketing)とは、ブログやeBook、ホワイトペーパー、ニュースリリース、動画など、消費者にとって有益で魅力的なコンテンツをインターネット上で提供することによって、見込み客を自分たちが管理するメディア(自社サイト)に惹き付けようとするマーケティング手法です。
旧来のマーケティング手法(アウトバウンドマーケティング)に代表するセールス電話や訪問営業、大量の広告をテレビや新聞などの紙媒体に出稿して認知度を高めるやり方と比べて、下記のメリットが挙げられます。
・見込み客(リード)獲得のコストが削減できる
不特定大多数の人をターゲットにしているアウトバウンドマーケティングは、契約に結びつく可能性は低く人的・宣伝コストも高額になりがちです。それに対してインバウンドマーケティングは、自社サイト上のコンテンツによって見込み客(リード)を惹き付けていくので、人的・宣伝コストを削減できます。
・作ったコンテンツは資産として価値を持ち続ける
コンテンツの作成となるとハードルが高いように感じられますが、コンテンツは一度作ってしまえば、営業活動において非常に価値のあるものになります。
顧客の興味・関心に沿って作成したコンテンツは、長期間に渡ってサイト訪問者や見込み客(リード)を増やし、契約の成約・顧客満足へ繋げることができるため、会社にとっては息の長い活躍が期待できるかけがえのない資産になるでしょう。
・ターゲットを絞り込める
自社サイトに見込み客が来るということは、これら訪問者の興味・関心の傾向を把握できるということを意味します。これも、外部のメディアに広告を出稿するやり方では得にくいメリットです。
・口コミの利用で拡散できる
作成したコンテンツによって「役に立った/助かった」と顧客に感じてもらえたら、TwitterやFacebookなどのSNSで貴方の会社を宣伝してくれるかもしれません。お客様自身の口コミやレビューは他の見込み客(リード)にとって何より信頼性が高く、効果の高い宣伝になります。
インバウンドマーケティングがどんなものか、ご理解いただけたでしょうか。
「自分の会社はそんな立派なWebサイトを持ってないし無理そう・・・」
「コンテンツなんて作れる気がしない・・・」
そんな風に思われた方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は初心者の方でも体系的にインバウンドマーケティング(企業のWebマーケティング)を理解できるおすすめの本をご紹介致します。ぜひこれらの本を参考に、できるところからインバウンドマーケティングを始めてみて下さい。
※弊社ではインバウンドマーケティング導入のサポートプランをご提供しております。
「プロに相談して導入を検討したい」という方はこちらをご覧下さい。
■導入前に読んでおきたい。マーケティングを深く楽しく理解できる入門者に最適な1冊。
『ノヤン先生のマーケティング学』庭山 一郎(著)
「すぐにインバウンドマーケティングを始めてみたい!」という方も、まずは『マーケティングの基本』を押えておく必要があるでしょう。
ただ、マーケティングは数多くの理論やフレームワークが出てくるので、教科書的な入門書はどうしても堅苦しく難解になりがち、、。ですが、本書は語り部のノヤン先生の語り口調が柔らかくて非常に読みやすく、マーケティングについて楽しく学べます。
また、営業案件の創出を意味する「デマンド・ジェネレーション」や、顧客のデータを活かす自社サイトの活用法など、インバウンドマーケティングに繋がる実務的な事柄についても手厚く論述していますので、導入前にぜひ読んで欲しい1冊です。
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■基本的な仕組みやメディアを使った集客ノウハウを体系的に解説。
『インバウンドマーケティング』ブライアン ハリガン,ダーメッシュ シャア(著)
この本の著者両名は、米社『HubSpot』(ハブスポット)の創設者であり、インバウンドマーケティングの伝道師ともいえる存在です。インバウンドマーケティングの基本的な概念・仕組みはもちろん、MA(マーケティングオートメーション)ツール「HubSpot」を使用したWebサイトやSNSへの集客のノウハウがたくさん紹介されています。なかには簡単に始められる施策もあるので、基本から学びたいという方や、どんな集客方法があるか知りたい、という方にオススメです。
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■営業は「プッシュ型」から「プル型」へ。Webサイトを使った集客戦略の指南本。
『BtoBウェブマーケティングの新しい教科書』
渥美 英紀(著)
新規顧客開拓にWebサイトを活用する「Webマーケティング」について、基本的な考え方から自社にあった戦略・戦術の立て方、成功事例にみる実践の仕方が具体的に解説されており、実際に作業する時にとても参考にできる良本です。
BtoB企業の営業課題について深く掘り下げており、その解決方法としてWebマーケティングが最適である、ということを理論的に説明してくれているので、読めば「すぐにWebマーケティングを始めたい!」という気持ちになりますね。
新規顧客開拓の方法で悩んでいるBtoB企業に勤める営業マンや、Webマーケティング始めたいけど何から初めて良いかわからない、といったWeb担当者にオススメです。
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■小説で無理なく、短時間でインバウンドマーケティングの概念やノウハウを理解できる。
『ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら?』
志水 哲也(著)
本書は弊社代表取締役 志水がインバウンドマーケティングをテーマに執筆したビジネス小説です。インバウンドマーケティングを学ぼうと思っても、この分野はいわゆる専門書が多く、多忙なビジネスマンが短時間で感覚的に理解できるものが市場に少ないのが現状です。
そこで、本書ではインバウンドマーケティングやMA(マーケティングオートメーション)をビジネス小説形式でわかりやすく解説。上記の概念やノウハウを一連のストーリーの中に組み込むことで、マーケティング初学者の方にも楽しみながら無理なく、短時間で理解していただける内容となっています。
企業のマーケティング担当者だけでなく、若手ビジネスパーソンから管理職、大学生まで、幅広い層におすすめの1冊です。
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今回はインバウンドマーケティングのオススメの本を4冊ご紹介しました。
インバウンドマーケティングとは、インターネット上で顧客を引き付けるコンテンツを提供していくことで、自社メディアへの集客をアップさせるマーケティング手法です。消費者のネット活用が盛んな現代において、従来の営業に比べて非常に効果的な集客手段といえます。
本格的にインバウンドマーケティングを実践しようとするなら、本記事で紹介したような本で体系的に学んで、準備万端の状態で臨まれることをおすすめします。本の内容の通り、きちんと目標と戦略を立てて取り組めばきっと営業課題の解決や成果向上につながるでしょう。
「いきなり本を買うのも・・・」「もう少し全体の流れを理解したいな・・・」という方へ。弊社では、インバウンドマーケティングの全体像を深く理解するための資料をご用意しています。インバウンド・BtoBマーケティングに興味のある方にとっては必見の内容となっていますので、ぜひ一度ご覧下さい。
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