ホームページ制作やリニューアルをする際に気をつけたいのがWeb制作会社選びです。ホームページ制作の知識があっても、膨大な数の業者から選ぶのは苦労しますよね。
今回は、初めてWeb制作会社に依頼する場合でも失敗しないためのコツや、選び方のポイントをチェックしましょう。
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目次
Web制作会社の主な特徴5つ
Web制作会社選びに失敗しないコツ
Web制作会社を選ぶ際の比較ポイント
Web制作会社を選定する際の注意点
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自社に合うWeb制作会社を選ぶためには、どのような制作会社があるのか、強みや得意分野などのパターンを把握することが大切です。
予算が限られている場合に魅力的なのが、市場相場に比べてリーズナブルな価格で請け負ってくれるWeb制作会社です。コストの面では助かりますが、なぜ安くサービス提供できるのかを確認しておきましょう。
Webサイト制作費用は数十万から数千万までと、サイトの規模や連携するシステムやツールなど要件によって異なります。Web制作会社が提供しているサービスの範囲内で、自社の要望やイメージを実現できるのか確認することも大事なポイントです。
デザイン性の高いWeb制作会社を求めるなら、過去に制作したサイトなど実績を確認するのが分かりやすいでしょう。デザインというと、ビジュアル要素に注目してしまいがちですが、Webデザインはビジュアルだけでなく、情報設計やユーザーの操作性を円滑にするUI/UXデザインから構成されています。
成果の高いコーポレートサイトを制作するには「企業が伝えたいメッセージや情報を汲み取ってデザインに落とし込み、円滑にユーザーに届けられているか」が重要です。
制作会社によっては、Webサイトリニューアル時のブランディング企画から依頼できるところもあります。
Webサイトを立ち上げるときやリニューアルする際には、基幹システムや決済システムなど、既存の自社システムとの連携が必要になる場合があります。そういった場合は、システム構築に強いWeb制作会社が望ましいでしょう。
システム開発の技術やノウハウに精通したエンジニアを多く抱えていたり、過去にシステム構築の実績があると安心です。また、自社のシステム担当者との連携が可能かも確認しておきましょう。
納得のいくWebサイトを制作しても、見てもらえなければ意味がないですよね。Webサイトの立ち上げやリニューアルを成功させるために、集客に強いWeb制作会社を選ぶことが近道です。
単純に自社サービスや商品の情報を掲載するだけでなく、Webサイトを活用したコンテンツ制作やオウンドメディア展開まで任せられるか、制作会社のWebサイトの充実度をチェックしてみるのも目安になります。Webサイトへの流入数をどのように増やすのか、手段や見通しを持っている制作会社が良いでしょう。
設計戦略やマーケティングに長けているWeb制作会社であれば、自社のWebサイト担当者にマーケティングの知識が不足していたり、時間や人員を割くことができなくてもリードしてもらうことができます。
戦略的なマーケティングのプロとして、Webサイト制作の目的や目標をヒアリングし、ユーザー設定やコンテンツ、動線の選定までおこなうWeb制作会社もあります。ターゲットやサイト内の動線設計、サイト構成提案から依頼できるので、自社の知見のみでは心細い場合でも、効果的なWebサイト制作を実現することができます。
もちろん、このほかにも独自のスキルを売りにしていたり、複数の強みを兼ね備えるWeb制作会社もあります。
ここまでご紹介した内容は、Web制作会社に依頼する際、優先したいポイントは何か、どのような強みを必要としているのかを考える際の参考にしてください。
Web制作会社は一緒にプロジェクトを進めていくパートナーともいえます。Webサイト制作やリニューアルは、時間や人員、コストがかかる大きなプロジェクトです。失敗しないためにも、まずは良きパートナーを選定することが鍵となるでしょう。
Webサイト制作は、多くの工程を経て、関係者による意思決定を行いながら進めていきます。当初の予算や制作期間の超過やクオリティに対する不満のほかにも、運用やサポートの認識が異なる、集客の効果があらわれないなど、公開後にわかる失敗ケースもあります。
関連記事:サイトリニューアルの失敗例に学ぶ!5つの改善ポイントを解説
ここからは、Webサイト制作会社を選ぶコツをご紹介します。
Web制作会社選びで失敗しないためには、自社に合った制作会社を選ぶことが必要です。そのためにも、自社がWebサイト制作やリニューアルで何を実現したいのかを明確にまとめましょう。要件をしっかりと固めることで、Webサイト制作で優先したい事項がはっきりします。
思い描いているWebサイトを制作するにあたって、どのような強みを持ったWeb制作会社を選べば良いのかも分かりやすくなります。さらに、制作開始後の制作会社との意思疎通もしやすくなるでしょう。
Webサイト制作は、Web制作会社とのスムーズなコミュニケーションが重要です。制作会社決定後、Webサイト制作にあたって伝えたいことを事前に準備しておくと良いでしょう。どんな人にWebサイトを見てもらいたいか、どんな成果を得たいかなど、制作イメージを共有することでプロジェクトが円滑に進みますよ。
以下に例をあげるので、参考にしてみてください。
関連記事:ホームページ(Webサイト)リニューアルの進め方と成功事例
RFP(Request for Proposal)とは「提案依頼書」のことです。基本的にはWeb制作会社に見積もりを依頼する際に提出します。
このような内容を記載し、自社の要件としてまとめて明文化します。Webサイト制作やリニューアルの失敗は、Web制作会社がニーズを汲み取れなかったり、上手く意思疎通ができなかったという行き違いから発生することがほとんどです。
RFPを提出することで認識のズレを防ぐだけでなく、コンペを開催する際や、制作期間中も自社の想定したプランに立ち戻れるので役に立ちます。
Web制作会社が持つ強みの種類や傾向を把握し、自社がどんなサイトを作りたいか明確になったら、依頼するWeb制作会社の候補を絞っていきましょう。
以下では、候補先を比較する際のポイントをご紹介します。
まずはWeb制作会社のWebサイトなど、Web上で確認できるポイントをチェックしましょう。
一番分かりやすいチェックポイントが、Web制作会社の強みや特徴です。コーポレートサイトのトップページやサービス紹介ページに掲載されていることでしょう。
デザインを強みとするWeb制作会社のサイトが、実際に納得感のあるデザインや情報が読み取りやすいと感じたら、しっかりとデザインを任せられる制作会社だということがうかがえます。制作会社のWebサイトもサンプルとして参考にしましょう。
検討しているWeb制作会社の実績を確認するのも参考になります。特に、同業他社のWebサイトを制作している場合は分かりやすいでしょう。
実際に制作会社が手がけた複数社の企業Webサイトにアクセスして、構成や使い勝手、デザインの雰囲気を確認すると、自社のWebサイトを任せたいかどうかや、制作会社のスキルが見えてきます。
Web制作会社のコーポレートサイトには、導入事例やお客様の声として、サイト制作の提案内容や解決した課題が紹介されています。実際にプロジェクトを進めていくイメージをつかみやすいのでチェックしましょう。
また、合わせて口コミサイトで評価を検索するのもおすすめです。良い点に加え、辛口な意見や不満に思った点なども率直に掲載されています。
「アフターフォローが手厚い」という意見が複数件あるなど、同じポイントに言及している口コミが多数掲載されている場合は、制作会社の特徴として留意しておくと良いでしょう。
Web制作会社の規模や得意分野はさまざまです。制作会社のWebサイトからは、戦略設計から運用フォローまでの全般対応や、デザインのみ、制作のみ、システムのみなど対応しているサービスの範囲も確認できます。
Webサイト運営やSEO対策などのノウハウを解説しているコンテンツにも注目すると良いでしょう。また、提供可能なソリューションやツールなども合わせて確認したいですね。
Web上でも情報を得ることができますが、一歩踏み込んだ具体的な内容については、実際に問い合わせないと分からないこともあります。気になる点や、自社の優先度が高い要件に関しては、検討段階から制作会社に確認を取りましょう。
問い合わせないと確認できないことが多いのが制作費用です。制作実績からどれくらいの規模のWebサイトが制作できるかは分かりますが、そのWebサイトを制作するのにいくらかかったのかは、どの制作会社でもほとんど掲載されていません。問い合わせフォームや電話で担当者に確認しましょう。
納期の確認も重要なポイントです。自社で想定しているWebサイトの構想で、いつまでに完成させたいかを伝えましょう。
受託する制作会社側としても、できる・できないの判断だけでなく、希望納期に間に合わない場合は予算を調整して一部を外注する、または主要機能のみ公開し、他機能は段階的に公開する、といった提案が可能になります。
具体的な工程や役割分担のすり合わせ、スケジュール調整をするためには、実際に制作会社とコンタクトを取ることが必要です。自社内での確認にかける人数や日数、委託先や委託範囲の決定にも関わるので、必ず確認しましょう。
Webサイトの制作は、多くの人員が関わるプロジェクトです。円滑に進行するためには、コミュニケーションや連携のスムーズさも鍵となります。
一緒にプロジェクトを進めていくパートナーともいえる相手なので、意思疎通がスムーズか、提案内容や進め方に納得感があるかなど、実際に話して確認しましょう。
制作会社への委託範囲にもよりますが、アフターフォローが充実しているかもチェックしておきたいポイントです。Webサイトはブランド認知や集客、売上貢献など、目標を達成するために立ち上げるものなので、リリース情報の掲載や、新商品や機能の追加、マーケティングオートメーションの活用やシステムの障害対応など公開後の運用も重要です。
Webサイト公開後の運用サポートも制作会社に委託する場合、目標達成のためのフォロー体制や提案の可否、メンテナンス依頼ができるかなど、自社が期待するパートナーシップを結べそうかすり合わせをおこないましょう。運用を全て委託しなくても範囲の切り分けや、ゆくゆくは自社で行えるように支援してほしいなど、リクエストを伝えておくと良いでしょう。
ここまで、Web制作会社を選ぶポイントをご紹介してきましたが、押さえておきたい注意点もあります。思わぬところで失敗しないようにチェックしておきましょう。
人員体制やスケジュールは、プロジェクトを進めていく上で基本的な部分ですが、Webサイト制作時にはきちんと確認しておくのが安心です。
例えば、コンペを開催したときなど、初回提案時に魅力的なプランを話してくれた営業マンと、実際の制作にあたる担当者や体制が異なるケースは時々あります。
制作会社側での引き継ぎが不充分で、クオリティやスケジュールに影響が出ることがないように、実際に制作を進めるときの担当者は誰なのか、プロジェクトに関わる担当チームの体制図やスケジュールもドキュメントで確認すると良いでしょう。
また、サイトに関わる意思決定者として、営業部門や広報部門など社内で複数名の確認が必要なケースもありますよね。各工程で自社内の確認にどれくらいの時間やステップを要するのかを制作会社へ伝えておくことで、より具体的にプロジェクトの実現についてすり合わせできます。
繰り返しになりますが、Web制作会社の選定は、ただの制作外注ではありません。Webサイト制作という一大プロジェクトを一緒に走りきるパートナー選びです。
こちらに言われたことをただ実行するのではなく、自社のWebサイトの目標達成のために、積極的に適切な提案をしてくれたり、相談に乗ってくれる制作会社こそ、信頼のおけるパートナーといえるでしょう。
例えば、株式会社タービン・インタラクティブでは、ご要望のお客様に「Webサイトのターゲット設計や意思決定までのバイヤージャーニーを一緒に考えるワークショップ」を実施するなど、ただ既存サイトの表層を変更するのではなく、お客様の課題を一緒に解決できるWebサイト制作プロジェクトとして取り組んでいます。
また、実際に活用し続けるWebサイトであることを念頭に、マーケティングオートメーションなどのツール連携や、それらを用いたお客様自身での運用が軌道に乗るまで、公開後も伴走支援を行っております。
株式会社タービン・インタラクティブの制作実績
https://www.turbine.co.jp/showcase
お客様の課題に合わせてWebサイトの戦略設計からブランディング、Web制作・ソリューション連携まで、大手製造業など多数実績がございます。ぜひご覧ください。
サイト公開後も納得のいく成果を得るためには、自社と同じ視点でプロジェクトに参加してくれる制作会社を選ぶことが大切です。ぜひ、自社の課題やニーズにあった制作会社をお選びください。
今回はWeb制作会社の選び方や注意点をご紹介しましたが、いかがでしたか?
株式会社タービン・インタラクティブには、数多くの企業様の事業機会の創出や成功のご支援実績があります。これまで培ってきた経験やデジタルマーケティングの知識、デザイン力を活かし、お客様にとって本当に価値あるサイトの戦略設計とWebサイトをご提供させていただきます。
Webサイト制作やリニューアルをご検討の際は、ぜひ一度お声がけください。